ジャンル表記について
一般的にいうゲームジャンルはかなり大雑把な分類となっており、
どんなゲームかを表すには曖昧すぎる問題があります。
当店では、お客様がどんなゲームをお探しかという趣旨で、
プレイ感を第一基準とした細かめのジャンル分けを試みております。
独自分類のため独自表現が多く、一般的な分類とは違うところもありますが、御了承ください。
- 属性系
- スポーツやギャンブルといった既存種目がゲーム化されたものは、
それ自体が個別のジャンルではなく、プレイ感に応じた主ジャンルに加え、
属性として併記します。
これにより、ひとことに野球ゲームといってもその中身がアクションだったり
シミュレーションだったりカードゲームだったりする点を区別できます。
また同様に、一般にはジャンルとして扱われない版権や複数プレイヤー対応
といった要素も、属性とすることで内容を明確化できます。
(クロスオーバー物は、どうしようか悩んでたり)
- アクション系
- マイキャラのリアルタイム操作で目的をこなす系ひっくるめて。
分類優先度は高く、他系統と融合したアクションロールプレイングとか
アクションパズルとかアクションアドベンチャー等についても、
主システムがアクションであれば、アクションとして分類しています。
さらに、似通ったシステムのタイトルが多数あるときは、
これらを小ジャンルとして細分します。
- ランニング
- 決められたコースを走破する系ひっくるめて。
- レーシング
- 先着順争いやタイムトライアルを主とするもの。
レーシングに含めないランニングの微妙な例としては、ダッシュ野郎とか。
順位はあるけど、意味としては制限時間の代用程度の位置付けなのです。
- ファイティング
- 対戦相手との一騎打ち、あるいは多人数でのバトルロイヤルを主とするもの。
格闘ゲームのほか、パワーストーンなど喧嘩タイプの対戦ゲームも含む。
- シューティング
- 基本的には字面通り撃つ系を指すのではありますが、
プレイ感としてのシューティングは
マイキャラ移動が進行目的ではなく、
敵に対する位置取りや攻撃回避に特化していること。
- 強制進行なガンシューティング → シューティング
- 自由移動を伴ういまどきのFPS → アクション
- 軍事作戦を主とするもの → シミュレーション
- 愛・超兄貴 → シューティング
- PC88版ミッドガルツ → アクション
といったところでしょうか。
ただ、この条件にしてもまだその境界朧げなところあり。
…とまぁ、今一つ消化不良なところありますが、
あくまでプレイ感最優先ということで御了承ください。
- コレクティング
- マッピー等、マイキャラ移動により場面内のターゲットを一通り取ればクリア系。
- ドットイート
- パックマン等、通路の大半がターゲットで埋め尽くされており、集めるというよりも
通路を一通り走破することが主目的になっているもの。
- デストロイング
- ディグダグ等、マイキャラ攻撃により場面内のターゲットを一通り破壊すればクリア系。
- トラバーシング
- ドルアーガの塔等、敵やアイテム類は副次的な位置づけで、まずゴールを目指すのが目的系。
- リズムアクション
- ビートマニア等、BGMのリズムに合わせた操作が要求されるもの。
- リアルタイムアドベンチャー
- チャレンジャー等、アクションゲームの過程にアドベンチャー進行が組み込まれたもの。
アクションアドベンチャーやアクションロールプレイングと呼ばれるものは、ここに含めます。
同様にマイキャラ移動で進行するがアクションっ気のないものはアドベンチャー扱い。
- リアルタイムシミュレーション
- カオスシード等、アクションゲームの過程にシミュレーション進行が組み込まれたもの。
一般的にいうRTSとは似て非なるもので、シミュレーション主体のものは含まない。
- リアルタイムパズル
- テトリス等、パズルのルールでありながら時間経過で非ロジカルな
盤面変化が発生することで、
アクションのプレイ感が主体となるもの。
- ボールアクション
- 字面通り、球系。
- 対戦球技類
- 個人球技を題材にしたもののうち、リアルタイムな応酬が要求されるもの。
フライングパワーディスクなど、ボールじゃないけど同様の扱いをするものも含む。
- 団体球技類
- 団体球技を題材にしたもののうち、リアルタイムな応酬が要求されるもの。
- ブロック崩し
- パドル操作で球を弾いて場面内のターゲットを破壊していくもの。
- クイックスタイプ
- 外周から内側へ陣取りをしていく系。
また、この系統は視点でプレイ感に差があるため、
限定できるものは併記します。
- トップビュー
- 上からの視点で、背景は地面。
- サイドビュー
- 横からの視点で、背景は遠景。
- クウォータービュー
- 一般的にはサイドビューの派生で地面の奥行き表現ができるものですが、
ここでは上下操作で奥~手前の移動ができてサイドビューでありながら
トップビューのプレイ感を兼ね備えるものに限定します。
(一般でいうベルトスクロールアクションがこの一種)
- ダイアゴナルビュー
- トップビューの派生でグリッドを斜めに配置して複雑な高さ表現に適応したもの。
斜め主体の独特な操作になり、慣れないと厳しめ。
一般的にはクウォータービューとごっちゃになっているところなんですが、
プレイ感は別物なので区別してます。
- ビハインドビュー
- プレイヤーの背後からカメラが追いかける形で、前進主体の操作になる。
- アイサイトビュー
- プレイヤーの視界として表現する形で、臨場感を重視したもの。
- ユニバーサルビュー
- 背景面の意味を意識することなく、空間内を全方向に動き回るもの。
- ロールプレイング系
- 人によって定義がかなり分かれるところではありますが、ここでは
プレイ感的に自由なワールド探索とバトルを伴う冒険という趣旨で分類しています。
- アクションに属するものはアクション扱い
- バトルっ気のないものはアドベンチャー扱い
- 選択肢進行を主とするものはアドベンチャー扱い
- 規模の大きいバトルシーンを繰り返して進行するものはシミュレーション扱い
通常のRPGでは、移動時の視点やバトル形態によってプレイ感が変わります。
前者はアクションゲームと同様の分類で、後者は以下で分かれます。
- コマンドバトル
- エンカウンターが発生し、選択肢で戦闘を進めていくもの。
- タクティカルバトル
- ファミコン版魍魎戦記MADARA等、エンカウンターが発生し、シミュレーション形態で戦闘を進めていくもの。
- リアルタイムバトル
- テイルズオブファンタジア等、エンカウンターが発生し、アクション形態で戦闘を進めていくもの。
- シームレスバトル
-
エンカウンターが発生せず、ワールドに配置されている敵と直接戦うもの。
アクションのプレイ感をもつものはアクションとして扱うが、
そうでないケースとしては
ダンジョン&マジックのように接触した敵に対してリアルタイムにコマンドを選ぶもの。
他、特殊な形態を小ジャンルとします。
- ローグタイプ
-
ランダム生成されるマップに繰り返し挑むもの。
- シミュレーション系
- 不定な状況変化に対応していく系ひっくるめて。
- タクティクス
-
ファイアーエムブレム等、規模の大きいバトルシーンの繰り返して進行するもの。
- コンクエスト
-
信長の野望等、他国に攻め入って領地拡大を主目的とするもの。
- ストラテジー
-
シンジケート等、作戦行動を主体とするもの。
一般的にいうストラテジーのうち、アクションっ気の強いものはリアルタイムシミュレーション、バトルっ気の強いものはタクティクスとして扱う。
- ディフェンディング
-
刻命館等、拠点防衛を主目的とするもの。
- クリエイション
-
ポピュラス等、世界創造を主体とするもの。
- デベロップメント
-
シムシティ等、地域開発を主体とするもの。
- クラフティング
-
素材収集と制作を主体とするもの。
- トレーニング
-
鍛錬を主体とするもの。
- ブリーディング
-
飼育を主体とするもの。
- ビジネス
-
経営を主体とするもの。
- フィッシング
-
釣り関連。
- オペレーション
-
機械等の操作を主体とするもの。
- フィジカルシミュレーション
-
物理的な挙動を題材としたもの。
- ゴルフ類
-
球を立体的に打って目標地点に導くことで進行するもの。
- ゲートボール類
-
球を平面的に打って目標地点に導くことで進行するもの。
パターゴルフはこちらに含む。
- ビリヤード類
-
球を打って別の球に当てることで進行するもの。
- モディフィケーション
-
ロボクラッシュ等、自動操縦される機械等の改造で性能向上を目的とするもの。
- バーチャルライフ
-
牧場物語等、特に決まった物語もない一般人スタンスでの生活を主体とするもの。
- アドベンチャー系
- 行動選択指示で進行していく系ひっくるめて。
この系統は、指示手段でプレイ感が分かれます。
- コマンドセット
- ファミコン版ポートピア連続殺人事件等、行動内容が選択肢で列挙されるもの。
- コンソール
- PC88版ポートピア連続殺人事件等、文字列入力で指示を行うもの。
- ノベル
- 弟切草等、小説を読み進めることが主体で、
選択肢が発生するときも文で提示されるもの。
- インタラクティブ
- MYST等、静止画や動画で提示され、プレイヤー側で目視選択するもの。
- リアクショニング
- タイムギャル等、主にリアルタイム進行での特定タイミングで特定の操作をもって行動選択を行うもの。
- エクスプローリング
-
スパイvsスパイ等、マイキャラ移動による場面探索を主体とするもの。
- パズル系
- 思考で問題を解く系ひっくるめて。
- ペンシルパズル
-
数独など、紙媒体で提供されるパズルをゲーム化したもの。
- ピクチャーパズル
-
絵の破片を繋ぎ合わせて完成を目指すもの。
- パネルパズル
-
パネルの移動や交換により完成を目指すもの。
- タスクトライアル
-
倉庫番等、一定の目的を達成するために手順を考えるもの。
敵から逃げ回ったりといった要素の方が強いものはアクション扱い。
- オーダーパズル
-
レミングス等、自動で動くものに指示を行って正解へ導くもの。
- ランダムパズル
-
さめがめ等、盤面がランダム生成されたり、途中で非ロジカルな盤面変化が発生し、
正解手順が事前に推測できないもの。
この変化がリアルタイムに発生するものはアクション扱い。
- テーブルパズル
-
テーブルゲームをソロプレイ用にルール整備し、パズルのプレイ感が主体となるもの。
- テーブル系
- 家庭内あるいは小規模のイベント等で扱われるアナログゲームをバーチャライズしたもの。
あるいは、その形態を模したオリジナルのシステムも含む。
- カードゲーム
-
カードセットで遊ぶもの。
- トレーディングカードゲーム
- マジック・ザ・ギャザリング等、カードセットが不定数のもの。
- ボードゲーム
-
テーブルに盤面と駒を置いて遊ぶもの。
- 双六
-
賽やルーレットの出目で進行していくもの。
- モノポリータイプ
-
双六ルールで進行するがゴールを目指すのではなく、代わりに資産形成を競うもの。
- 麻雀類
- 牌の組み合わせを競うもの。
ドンジャラ等も含む。
- パーティゲーム
- その他、多人数で遊ぶのに適しているもの。
- テーブルアドベンチャー
-
テーブルゲーム様のルールで物語が進行していくもの。
- カジュアル系
- ゲームシステムとして本格的なものではなく、小規模の仕様で構成されるもの。
- クリックステッピング
- 単純なクリックにより進行していくもの。
- クイズ
- 出題に正答し続けることで進行するもの。
- シークトライアル
- エジホン探偵事務所等、出題されたものを画面から見つけ出すことで進行するもの。
- 公衆ゲーム類
- カジノやパチンコ等の公衆遊戯を題材としたもの。
- ピンボール
- フリッパーで球を弾いて場面内のターゲットを反応させていくもの。
- パチンコ
- 球の発射により場面内のターゲットを反応させていくもの。
- スロット
- リールを止めて図柄合わせを主体とするもの。
- その他
-
系統的に分類できないもの
- バラエティ
- タントアール等、ミニゲームの組み合わせで進行するもの。
- スタディ
- 学習支援ツール類。
- ユーティリティ
- 実用ツール類。
- ゲームエンジン
- ゲーム制作用フレームワーク類。
- マガジン
- 複数コンテンツの編集によって構成されるもの。
- マルチプル
- 複数作品が収録されたもの。